大分に着いた

昨夜はフェリーまでの時間どうしようか悩んだが、電車の中で八幡浜のネカフェを探したらあっけなく見つかる。
しかも駅からフェリー乗場までの道にある好立地。
駅に着いたのが21時前だったから、まだ３時間近くも待つ必要があるので、３時間パックで２２時半まで過ごす事に。
店も新しいのか綺麗でイスももふかふか。
しかしHP製のデスクトップPCの起動ボタンが判らない、店員さんに聞くのも恥ずかしいので、バイオで調べてようやく起動。
でもネカフェのPCって何すればいいのかよく判らないよ。
自分専用にカスタマイズしている機体しか使った事無いから、どうも操作感が悪いんだよね。

ネカフェを出て歩いたが、八幡浜はけっこう栄えてる宇和島よりも全国チェーンの店は多いんじゃないかな。
聞いた事のない地名だから、かなり用心して「じゃこちくわ」（宇和島などの名物じゃこ天の廉価版）など買い込んでいたが、心配は無用だった。

フェリーはやはり眠れず、フラフラのまま別府港に到着。
しかしまだ朝の５時、どうしたもんかとバイオを開くと、大分まで１４kmくらいのようだ。
こうなったら靴の慣らしも兼ねて歩いてしまえ！と相変わらず無茶な方向に流れていってしまった。（＾＾；

しかし海沿いを走る国道１０号は大正解だった。
高浪の恐れもあるらしく、道路拡張工事と一緒に歩道も相当広く改修してある。
まだ未完成の部分もあるが、８割方はできているので、不具合には感じない。
やっぱり俺は歩きが好きだなぁと思いながら歩いたんだけど、一つ苦言を言わなければいけない。
フェリー乗場でもそうだったが、公園の便所に紙がないのだ。
歩き旅の時のリサーチも兼ねて、道から見えたトイレは片っ端から覗いていったんだけど、本当に一つもない。
便所を借りたコンビニではペーパーにマジックで名前が書いてあった位だから、行政指導のような形で行っていると思われる。
これは乞食対策だと思うんだけど、こんな事をして乞食が減ると思っているのだろうか。
苦肉の策と言えば、さも手を焼いてそうにも聞こえるが、無策な行政の露出した恥部としか思えない。
馬鹿な事をする前にやるべき事はあるし、観光地としての評価が落ちる事で乞食を増やすだけだ。


それでもこの１０号は本当に素晴らしい。
広い歩道の場合、つい要らない物を作って置いてしまったりするが、最初に書いた高浪で飛んだりする危険もあるのだろう、道の上がすっきりとしている。
これまでいろいろな道を歩いてきたが、これほど皆にオススメしたい道はない。
大分駅と別府駅の間で１２kmくらいだろうか、長距離癖のついた俺の遅い足でも４時間弱、半日見れば余裕で歩けるし、ランニングをするならお昼を挟んで往復も可能だろう。
中間地点に猿の高崎山もあるので、観光も可能だ。

みんなに勧めたい道だが、やはり夫婦やカップル、友達同士など気の置けない２人で歩くのがいいと思う。
１０号を挟んで山側には小高い断崖しか無いし、海側には奇岩なども無い。
ただ海だけが広がっているので、変に邪魔する物もなく、のんびりと会話ができるだろう。
こういった二人連れでのんびり歩ける道って大きなサイクリングロード位しかないのが、日本の道の現状だ。
京都のように広い歩道があっても自転車がすごく多くて危なかったり、伊勢神宮の歩行者天国のようにあちこちに行き交う人混みでのんびり出来なかったり。
日本人の観光感というのは、道だけでは観光にはならないと思い込んでいる節があるので、狭っ苦しい旧街道なんかを車に怯えながら歩く羽目になる。
今の田舎は完璧な自動車社会だから、どんなに狭い道だとしても地元の人は車で走らないと生活できない。
車社会との住み分けが出来ないような場所でも、行政が昔のままのインフラを改善出来ないから、仕方が無く車道を歩かされるのだ。
歩ける幅があれば是非とも歩いて欲しい道は沢山あるが、このように街から街まで安全に歩ける道には今までお目にかかった事がない。
ポケットティッシュだけは忘れずに、是非のんびりと歩いてみて欲しい。


そうそう、今夜から２連泊で大分駅前の東横さんに予約を取った。
昨夜の電車の中で楽天の宿を探しながらふと気づいたんだよね、明日は何曜日？って、すっかり曜日の感覚が無くなってたが、もう２週目も終わる頃なんだよな。（笑
日曜・月曜と祝日は３割引だから、２日とも３割引で泊まれる。ｗ
九州入りしたらタバコを辞めようと思っていたので、連泊だと禁煙の部屋しかなかったのも丁度良かった。

今は１０時頃で大分駅前のマックで、眠気を堪えながら更新中なんだけど、これが最後の一本だ。
博多のウィークリーマンションに引き籠もるだけもつまらないから、トレーニングがてら毎日の街歩きを日課にしようかなんて考え中。
やっぱ歩きは面白いよ！ｗｗ