杵築ぶらり歩き

潰れた店舗3兄弟、この左にはビッグママ・3階建ての大型スーパー（？）も潰れている。
あまりに無残な杵築市街。


城の3の丸？多分一画には入っていると思うんだけど、平屋の分厚いコンクリート施設。
なーるほど、こういう予算で意味不明な物を作るから廃墟化するのだね。ｗ


保護のために近隣の碑などを170個あまり集めたらしいが、これが主になってはいまいか？
ここは城なのだから見苦しい展示は辞めてもらいたい。
遺物や芸術品と城は分けるべきだと思う。
しかし、この城って埋め立てられたのか、空堀なんかの遺構が全く無いんだよね・・・。
こういった奇策に走るのも判る気もしないでもない。


この手前まで車が入ってくるのはなぜ？
おっさんがタクシーで城の中まではいってきて、天守だけ自分の足で登っただけで帰って行った。
旅行に行くのは勝手だが、何のために観光をするのか考えてみた方がいい。
わざわざ5kｍ以上歩いて来て、金払ってまで天守に入る気にはならなかった。
きちんとしてくれ杵築城


遠景はいい感じなんだけどなぁ。


こんなアートが撮りたいんじゃないんだが・・・。
もっと「ぽい」のは恥ずかしすぎるので自主規制。（＾＾；


￥1050もしたふるさとの味定食、おかわり自由のメシを4杯も食ってしまう遠慮無しは私です。
そうそう、久々にビールを頼んでしまった。
歩いた喉にはビールだね。


昔の人が喉を潤した街道沿いの井戸、歩き旅が主流の時代もあぅたんだよな。
俺がその頃居たら、多分歩き以外の旅ばかりしていたと思う。（笑


いい感の町並みなんだけど、切り撮った時だけだよ。
完全に保存されてる訳じゃないから、島原の武家屋敷とか知覧のように、道や地区をまるごと保存対象にしてる町並みに比べると、あまり感動はしない。

神がかりか憑きものか

マックを出たあと、駅前すぐのネカフェで仮眠を取りつつ時間つぶしをする事に。
３時間パックと＋αで1200円ほどか、東横さんには15時にチェックイン。

とりあえず一階にあるコインランドリーで洗濯機を回しはじめ、部屋に上がったんだけど、主要な装備を机に出してみてはて？と考えた。
何か足りないんだけど何かな～。
あっ、MP3プレイヤーだ！
バッグをひっくり返しても無い、服にも挟まってない、とすると洗濯機か・・・。orz
電源が入っていなければショートせずに済むんだが、もし起動したままなら死んでるなぁ、でも洗濯機だからイヤホンは死ぬよなぁ・・。
ガックリきながら下に降りて洗濯機を開ける、が無い。
あれ、じゃあどこ？

さっぱり判らないので、とりあえずフロントに聞いてみるが無いという。
洗濯物を乾燥機に入れ、また部屋に戻ってさらに考える。
そういえばネカフェから出た時に音楽聞いてたっけ、聞いてた気がするのはなぜだろう。
フロントに鍵を預け、パラパラと振る雨の中大分駅前に向かう。
ネカフェのフロントから、小さなビニールに入ったMP3が出てきた時の気分たら・・・。

あまりにも嬉しくて天真爛漫な笑みを浮かべて帰ったが、これって単なるおっちょこちょいなんだよね・・・。
しかもこの旅で3回目。
こうなるとタイトルに書いたとおり、神か邪か何かがついているとしか思えない。
ネタに愛される旅もいい加減疲れるので、そろそろ終わりにしてほしいよ。

大分に着いた

昨夜はフェリーまでの時間どうしようか悩んだが、電車の中で八幡浜のネカフェを探したらあっけなく見つかる。
しかも駅からフェリー乗場までの道にある好立地。
駅に着いたのが21時前だったから、まだ３時間近くも待つ必要があるので、３時間パックで２２時半まで過ごす事に。
店も新しいのか綺麗でイスももふかふか。
しかしHP製のデスクトップPCの起動ボタンが判らない、店員さんに聞くのも恥ずかしいので、バイオで調べてようやく起動。
でもネカフェのPCって何すればいいのかよく判らないよ。
自分専用にカスタマイズしている機体しか使った事無いから、どうも操作感が悪いんだよね。

ネカフェを出て歩いたが、八幡浜はけっこう栄えてる宇和島よりも全国チェーンの店は多いんじゃないかな。
聞いた事のない地名だから、かなり用心して「じゃこちくわ」（宇和島などの名物じゃこ天の廉価版）など買い込んでいたが、心配は無用だった。

フェリーはやはり眠れず、フラフラのまま別府港に到着。
しかしまだ朝の５時、どうしたもんかとバイオを開くと、大分まで１４kmくらいのようだ。
こうなったら靴の慣らしも兼ねて歩いてしまえ！と相変わらず無茶な方向に流れていってしまった。（＾＾；

しかし海沿いを走る国道１０号は大正解だった。
高浪の恐れもあるらしく、道路拡張工事と一緒に歩道も相当広く改修してある。
まだ未完成の部分もあるが、８割方はできているので、不具合には感じない。
やっぱり俺は歩きが好きだなぁと思いながら歩いたんだけど、一つ苦言を言わなければいけない。
フェリー乗場でもそうだったが、公園の便所に紙がないのだ。
歩き旅の時のリサーチも兼ねて、道から見えたトイレは片っ端から覗いていったんだけど、本当に一つもない。
便所を借りたコンビニではペーパーにマジックで名前が書いてあった位だから、行政指導のような形で行っていると思われる。
これは乞食対策だと思うんだけど、こんな事をして乞食が減ると思っているのだろうか。
苦肉の策と言えば、さも手を焼いてそうにも聞こえるが、無策な行政の露出した恥部としか思えない。
馬鹿な事をする前にやるべき事はあるし、観光地としての評価が落ちる事で乞食を増やすだけだ。


それでもこの１０号は本当に素晴らしい。
広い歩道の場合、つい要らない物を作って置いてしまったりするが、最初に書いた高浪で飛んだりする危険もあるのだろう、道の上がすっきりとしている。
これまでいろいろな道を歩いてきたが、これほど皆にオススメしたい道はない。
大分駅と別府駅の間で１２kmくらいだろうか、長距離癖のついた俺の遅い足でも４時間弱、半日見れば余裕で歩けるし、ランニングをするならお昼を挟んで往復も可能だろう。
中間地点に猿の高崎山もあるので、観光も可能だ。

みんなに勧めたい道だが、やはり夫婦やカップル、友達同士など気の置けない２人で歩くのがいいと思う。
１０号を挟んで山側には小高い断崖しか無いし、海側には奇岩なども無い。
ただ海だけが広がっているので、変に邪魔する物もなく、のんびりと会話ができるだろう。
こういった二人連れでのんびり歩ける道って大きなサイクリングロード位しかないのが、日本の道の現状だ。
京都のように広い歩道があっても自転車がすごく多くて危なかったり、伊勢神宮の歩行者天国のようにあちこちに行き交う人混みでのんびり出来なかったり。
日本人の観光感というのは、道だけでは観光にはならないと思い込んでいる節があるので、狭っ苦しい旧街道なんかを車に怯えながら歩く羽目になる。
今の田舎は完璧な自動車社会だから、どんなに狭い道だとしても地元の人は車で走らないと生活できない。
車社会との住み分けが出来ないような場所でも、行政が昔のままのインフラを改善出来ないから、仕方が無く車道を歩かされるのだ。
歩ける幅があれば是非とも歩いて欲しい道は沢山あるが、このように街から街まで安全に歩ける道には今までお目にかかった事がない。
ポケットティッシュだけは忘れずに、是非のんびりと歩いてみて欲しい。


そうそう、今夜から２連泊で大分駅前の東横さんに予約を取った。
昨夜の電車の中で楽天の宿を探しながらふと気づいたんだよね、明日は何曜日？って、すっかり曜日の感覚が無くなってたが、もう２週目も終わる頃なんだよな。（笑
日曜・月曜と祝日は３割引だから、２日とも３割引で泊まれる。ｗ
九州入りしたらタバコを辞めようと思っていたので、連泊だと禁煙の部屋しかなかったのも丁度良かった。

今は１０時頃で大分駅前のマックで、眠気を堪えながら更新中なんだけど、これが最後の一本だ。
博多のウィークリーマンションに引き籠もるだけもつまらないから、トレーニングがてら毎日の街歩きを日課にしようかなんて考え中。
やっぱ歩きは面白いよ！ｗｗ

宇和島の写真

今日は少なめ


駅前商店街、
昨日の銀天街とは比べるまでもないか。


本丸への石段。


宇和島城の現存天守


瓦もいい味


宇和島湾？を望む、
リアス式海岸って日本のどこにでもあるよね？


石垣越しの天守はいい


こんな感じで真っ直ぐには歩かせてくれない。

宇和島で電車待ち

今日はマンスリーマンションの会社とメールのやりとりをしていた。
さっき夕飯を食った時にPCで契約書を書いて送ったので、とりあえず先の方向性は決まってしまった。


では、今日の日記。
バスで宇和島駅に着いてすぐに宇和島城に向かった。
ここにも商店街があるが、土曜にも関わらず店も人もまばら、清く正しいシャッター商店街であった。

宇和島城は昔は海の上に浮かぶ城であったらしい。
しかし、新田開発で大規模な埋め立てをして、現在は市街地に埋もれてしまっている。
造りとしては、これまで見てきたのと同じ、平山城である。
しかし平の部分にあった御殿などは市街地になってしまっているので、跡形もない。
この城の目玉は、実は石垣などではない。
まぁちかごろ石垣ばかり見過ぎたせいもあるんだけど、今までの城に無い魅力fがある。
それは石段である。
石段は公園として整備すると真っ先に失われてしまうもので、ここんとこお目にかかっていなかった。
なぜ石段が失われてしまうかというと、城というのは防衛の拠点だったので、攻められる際にわざと登りにくくしていたんだ。
現存天守も味があって良かったが、宇和島はなにより石段の城である。
それから築城の名手、藤堂高虎が築いた城なので、基本的な所はきっちりしてて、初めて城を見る人にとってはいい基準となると思う。

城を下りると今日のハイライト、伊達博物館だ。
これは事前になにも情報を仕入れて無かったから期待してなかったんだけど、伊達政宗から代々の宇和島伊達藩主の鎧がある。
鎧によってその人の体つきがよく判るが、血が繋がった親子でも大きさにあまりの違いがあって驚いた。
戦国ファンならぜひとも訪れるべき博物館だろう。

すっかり満足し、大村益次郎の住んだ家跡を見てから商店街に戻ったが、飲食店が全く無い。
飲食店が無くなった街というのは寂れるのだろう。
寂れるから飲食店が無くなるのかもしれないが、やはり個人経営では体力が無いのと、続けるのに日銭が必要だからだろう。
俺なら潰れた店を借りて、小さなネカフェでも始めるけどなぁ、なんて考えながら歩いていた。
儲かる仕組みを考えついた訳じゃなく、俺が今時間つぶすために必要なのがネカフェだから、という理由が一番だけど。（笑

メシ屋を探しながら和霊神社まで抜けてしまぅたが、その広い公園で小学生と遊ぶブレザー姿の女子高校生達を見て驚いた。
明らかに遊び慣れてる・・・、はしゃぎ慣れてる・・・、久々に純粋な女子高校生を見たよ。ｗ
神社を横目に歩き、ようやくに路地にあるうどん屋を発見、腰を落ち着けた。
ここでは牛鬼定食なる焼き肉丼とミニうどんのセット。
食い終わってマッピングでもしようかと思いながら、最初に書いたウィークリーマンションからのメールに気づいた。
俺はPCに関しては結構やる方だが、遊びにしか使った事がない。
メールに添付されてきたpdfファイルを開くが、アクロバットリーダーは読むだけの物らしく、字が書けない。orz
のんきな旅の最中に新しいソフトを入れるとは思わなかったが仕方がない、とりあえず頑張った。
こうして￥720の定食で1時間以上も粘ったので、外はすでに暗くなってた。
駅までの道すらよく判らんので、これ以上の徘徊は断念、一路駅へと歩いたのだった。

今は18時半頃なんだけど、電車を一本やりすごした。
この宇和島駅の待合室にあるソファーは、皮張りでけっこう居心地がいいのだ。
次の19時半の電車に乗れば20時半に出るフェリーに乗り過ごせる。
え？と思った読者諸氏、0時20分に八幡浜を出るフェリーは、別府に着いてからも停泊、5時まで船の中で眠れるらしいのだ。
今夜の宿はフェリーで移動費と宿泊費が一石二鳥！作戦だ。

博多のマンションは24日から来月の3日までの10日。
清掃費が￥15000もかかるので、1日の単価を下げるにはなるべく多く泊まった方がいいのだ。
本当は12月1日から減量なんかも始めたかったんだけど、まぁ、ダイヤモンドイヤーですもの、うふふふ、プッ！あら失礼～。

放浪らしくなってきた。

昨日は久々に10時間以上寝る事ができた。
20時頃に起きときに、ホテルの大浴場に入ったんだけど流石は松山、道後温泉の湯を引いているのでじっくり暖まる事ができた。
ここは松山の常宿にしよう、楽天で安く泊まれればだけど。
そう、今回の旅の宿はほぼ楽天でまかなっている、普通に￥2000くらい安くなるし、当日でもOK、更にポイントが溜るので何日かにいっつぺん￥100￥200安くなる。
少し長い放浪するなら、ネカフェとかよりも＋￥1000でしっかり休める宿に泊まった方がいい。


さて放浪らしいという事だが、朝一で銀天街にあるABCマートに寄った事から始まった。
NIKEのゴアスニーカーは気づいたらソールが無くなってて、中のスポンジゴムがむき出しに・・・、この旅で使いつぶそうと思ってたが、すでに潰れていたようだ。
ここで応対してくれた若い店員さんが、俺もよく城登るんですよ！と言った事で意気投合、これから宇和島に行くと話すと、それならフェリーで九州に行った方が楽ですよ、と教えてくれた。
確かに宇和島まで片道100kmくらい往復して、それから深夜バスというのは不効率だ。

さっそく松山市駅まで出てマッピング、フェリーが￥3000ほどで八幡浜から出ている事と、駅からの節毒もバスで大丈夫なこと、かなりの便数がある事を確認、こっちのルートに変更を決めた。
バスのチケットセンターで昨日取っておいた博多までのバスを解約、￥100引かれて￥7900の払い戻し、それから宇和島行きのバスの券を￥1750で購入。

今はそのバスの中でのんびりと更新中なのだ。
宇和島は全国に１２ある現存天守のある城、駅から25分で登れるからアクセスも楽だ。
別府に渡ったら大分府内城か、キリシタン大名大友宗鱗だなぁと楽しみである。
とりあえずウィークリーマンションにメールを送ったり情報を集めてはいるが、けっこう高いんだよね。
下手したら九州一周になるかも・・・、流れに任せる放浪旅だもんね。