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ここには武具などの展示は少ないが、主に山内藩の資料が数多く展示されている。
近ごろ歴史づいているので、グニャグニャの筆文字も結構面白い。
中でも良かったのは有栖川宮の和歌だった。
この人は新政府軍に担がれて、東征大都督となり江戸に進撃した宮様なんだな。
遠藤周作の本で、幕府側に付いた輪王寺宮という人が主人公の小説がある。
この人は上野に居たんだけど彰義隊なんかに担がれて、最後は北へ逃げ奥州連合にも担がれ、更に朝敵にもなっちゃった悲劇の宮様なんだ。
で、この人が有栖川宮に徳川家を許して欲しいと頼んだりするんだけど、全く相手にもされないし、嫌がらせも受ける。
この頃から第二次大戦までの宮家ってのは、軍人になりやすい部分があったんだけど、有栖川宮はかなり積極的・好戦的な人のように思えてたんだ。
で山内家資料館で、12月を月ごとに分けて12人の宮様や公家やらが和歌を連作した屏風があってさ。
有栖川宮の筆致に思わずニヤリとしてしまったんだ。
しかし、後からはいってきたNHKの取材班には憤りを感じたよ。
交渉というか受付をする時から無礼な奴で、受付のお姉さんを「かわいいねぇ、かわいいよー」などと騒いでいる。
そんなに広くもない資料館だけど、奥にいる俺にまで丸聞こえの声で、つまらん事をしゃべくりちらすバカは完全無視だ。
目を合わすどころか姿形すら記憶に残したくないので、俺はグズに対しては近寄っても一切顔を向けない事にしている。
俺も歴史に関して広く知識がある訳じゃないが、大声であまりに薄っぺらい「すげー」とかほざかないで欲しい。
高知のNHKか四国のNHKだかは知らんが、自分たちの地域文化に対してこういうバカが関わっている事が許せない。
なんか嫌な気分になっちゃったので、隣を流れる川を眺めて心を癒し(笑)、これまた隣にあった武家長屋を見て感慨深くなる。
ぐるっと回ってきてから気づかなかったが、ココは県庁の前だった。
朝方に県庁前の木曜の朝市は見たんだけど、資料館の位置が判らんまま龍馬の生誕地まで突き抜けてたんだ。
腹も空いてきたので、県庁前の公務員ご用たしのような小料理屋で、地方財政とか景気の話しを聞き流しながらメシを食った所だ。
まだ13時だからどうしようかなぁ。
とりあえず美術館とか博物館とかを探そうか。
まぁイロイロあるのは判るけどさ、物とか人に当たるのはやめようよ、そんなことだから弱いまんまで先に進めないんだ。
駅のバスターミナルに入りしばし長考。
松山城を少し調べてやっぱり登っておきたいと思う。(笑
とりあえず博多のマンスリーマンションのサイトからお問い合わせメールを送り、明日の夜のバスで松山まで進む事に。
高知から博多までのバスは¥10000、それに対し高知から松山までは¥3500、松山から博多までの夜行バスは¥8000なので、そんなに移動費は変わらないのも決め手だった。
夜の便にしたのは、松山でのネカフェ代を少なくしようと思っての事だが、19時までの時間つぶしとなると結局高知のネカフェになりそうだけど・・。(^^;
先の事も決まったのでまずはメシ。
駅前のビルにまんまる食堂(?)という飯屋発見、メニューは地の物ばかりなので入ってみた。
かなり空いているので、観光地価格なんだろうがカツオ丼¥850を食す。
腹もくちた所で今日も城。(笑
高知城は平山城で、豊臣秀吉麾下の山内一豊が築いた城であるが、この城は一度の大火以外に目立った破壊が無い。
もちろん廃藩置県で二の丸・三の丸などの建物群は払い下げられ何もないし、天守閣も修復されているので厳密には400年前のままではない。
しかし、城の形として残っている物が多く見所満載だ。
まずは追手門から、やはり城の真正面であるので石垣の大石が見事である。
追手門は1600年代から唯一残った建造物で、重厚ながらもいい感じに枯れてていい。
木の表面や木目の痩せは本当にいいものだ。
思わず撫でてる変態が居たら、それは私です。(^^;
3の丸は大規模な積み直しをしている最中だが、400年も耐えてたのだから仕方がない。
そうそう、高知城はかなり古めの穴太積みなんだよね。
切り積みのようにピチッと積んでいないのに関わらず、400年も崩れないのだから恐れ入る。
本丸まで登るが、石垣のあちこちに補修の跡がある、でも説明版で補修の事はきちんと書いてあるので心配は要らない。
むしろよくも同じように積み直したなと思うほど、きちんとした仕事をしている。
天守は風が抜けて寒かったが、現存天守はすばらしい。
あまり使われなかったらしいが御殿もあるのも良かった、江戸期にこんな所まで入れた人間なんて数えるほどしか居なかったのだ。
やはり龍馬の威光はすさまじく、幕末コーナーが出来ていたのも時代の流れなのだろう。
しかし、本番はここからだった。
裏から追手門までぐるっと下っていくんだが、ここの石垣が凄かった。
けっこうスカスカの穴太積みの高石垣が苔むして、よく見ると崩れそうで怖い。
これでよくもってるな、400年まえの技術に感動しながら激写しまくった。www
時間も忘れ、城から出た頃には16時を回ってたので、ホテルまでの帰りは帯町商店街を抜けていく。
たこ焼きを買い食いして歩きながら、これまでで一番栄えている商店街だと思った。
飲食店が元気な街ってのは強いのかもね。
周辺の町の過疎化が気になるけど・・・。
明日はかなりの収蔵品があるらしい、山内家の博物館を見に行くつもりだ。
博物館近くの龍馬の生家の辺りも見ようかな。
時間が余ったら、のんびりバイオで調べればいいだろう。
高知城、まじオススメです。
今朝の高知は快晴、絶好の観光日よりだ。
まず向かうは龍馬記念館のある桂浜。
ここは高知駅から10km以上離れているので路面電車では届かないので初めからバス。
しかし出立を前にバイオ君をポーチに入れようとした所、なんとバイオ純正のポーチが無い!
おっかしーなーとベッドの下まで探すが見つからない。
落としたとしたら昨日のバスだと思うけど、バス会社に連絡したりして時間が潰れるなぁ、あれ?バスの券が財布にない!連絡すら取れないのか・・・。
などと15分ばかりあたふた部屋中を動き汗ばんできた頃、何か腹のあたりに違和感があった。
ウインドブレーカーを脱ぎ、ダウンを脱ぐとそこにはバイオのケースが・・・、一緒に着込むとは俺のおっちょこちょいも更なる深化を遂げたようだ。(見つかって感涙
ホテルを出てコンビニで万札を崩しバス停に行くが、バスはちょうど出た所30分弱の待ちとなった。
バスは車がギリギリすれ違えるかという商店街を通ったりしながら、のんびりと進んだ。
俺は今回終点の桂浜までは行かず、手前の龍馬記念館前でバスを降りた。
ここを見てから桂浜に行けば、館外も増すと考えたのだ。
龍馬記念館は確かにいい資料館ではあるんだけど、俺は戦国派の人間なので、そんなに食い入る感じじゃなかった。
コレまでの記事で、城巡りの時の異様なはしゃぎっぷりは周知のことだろう。(^^;
そんな感じにはならなかった。
龍馬記念館の入り口に浦戸城という天守のあった城跡があったが、これは小さな石垣がほんの1mほどしか確認出来なかった。
桂浜まで進み、龍馬像を見て浜辺に降りる、今日はきちんとした観光客として行動するのだ。
しかし、龍馬記念館で龍馬と桂浜との関係が書いてなかったので、なるほどここが桂浜ね、としか思わなかった。
龍馬ファンなら基本的すぎてネタにもならない事なんだろうが・・・。、
高知駅までバスで帰るんだけど今度は11時50分のバスをぴゅたし乗り過ごす。orz
ここまでくると特技と言える気がするよ・・・、今度は昼時の空腹をかかえて40分待ちである。
路面電車の操車場、とにかく本数が多い。
龍馬記念館から
浦戸城で唯一確認できた石垣
遊歩道を通って桂浜へ
龍馬像、今なら足場で上から見る事が出来るが俺はパス。
逆光で冬みたいな表現になってしまった。(^^;
風もなく穏やかな秋です。
永久保存される幸運な機関車
二の丸の石垣、虎口の形状と急な石垣
石段と、見えにくいが突き当たりに石垣
大手道沿いの石垣は大きな石で見栄え良く。
突き当たって右に登ると本丸、
積み方は切り積みなんだけどけっこう荒い。
こういう合わせを見て当時の職人の考えを推測するのも楽しい。
右の石垣と正面の石垣の違いがわかるだろうか、
注目される場所は見栄えの良い大石。
本丸、新宮城よりもずいぶん楽、岩盤に砂利質の土。
裏の搦手側は石も小さい。
しかし、こちらには橋が無かったので、防御拠点としてはともかく、見栄え的には手を抜いてもよかった。
下に降りたら見事な石垣発見!
みぎてはJRの線路なんだけど昔は川、その向こうに町が広がっていた。
つまり川越しに見える徳島藩の権威として、きちんとした石垣を造ったのではないか。
竜王のクス
幹をつたう雨水さえ我慢すれば、十分雨宿り出来る。
昔の旅人はこのような木などで野宿や一休みしたのだろうか。
出発日決定! 2010.4/12
しょうたび!
正太郎の日本一周歩き旅
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ホノルル完走を目指す友達
ピヨピヨさんのブログ。
ぴよぴよランド。
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