忍者ブログ
バイクや歩きで野宿旅、城めぐり                                                                              旅のためのアウトドア用品の購入やインプレッション                                                               ウエイトトレーニングで大きく健康的な体に!                                                                                  脂肪だけ落とせる理論的なダイエット!とその実践                                                          自作PCやソフト、ネット上の話題                                                                                                                              などの趣味が中心のブログです。                                                                    読んでくれる皆が、初めて知る事を書いていきたい。
[299]  [298]  [297]  [296]  [295]  [294]  [293]  [292]  [291]  [290]  [289
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この頃読んでいるのが、古田紹欽「人間に宗教はなぜ必要か」。
4分の3ほど読んでの感想なんだが、宗教とは人を導くものであるという事だ。
何をいまさら。と思われるだろうが、この本では宗教は自分の中にあればいいものであり、わざわざ宗教をしに施設などに通わなくていいと書いてある。
仏教学者であり、禅思想家の著者が言うなら、あながち間違いではないだろうし、俺の自分教という実体験からもそう言える。
人を導くものであり、宗教的な高揚感や連帯感は、実は本題ではないのだ。

空念仏(からねんぶつ)の話も出てくるが、念仏を唱えるだけでは何もならない。
そこに救いを求める事で、念仏は本来の意味を持つ。
そうすると「なむあみだぶつ」は画期的であると同時に、本質的でもあるんだな。
救いに焦がれて一心に唱えれば、長いお経だろうが「なむあみだぶつ」の一言だろうが、キリスト教が日本に土着し変化した「おらしょ」であろうが、全て正しいんだ。

そして、自利利他の考え方。
自分の利益も大事だが、他の人々の利益にもつながるような事を、していこうというもの。
これは滅私的な事ではなく、自分にとっても利になる事が本質だ。
なぜか宗教がからむと、財産全部寄進しろとかいう話になるが、そういう宗教はその時点でまがい物である。
モノを得る事で救われるという考え方は、拝金主義、物質主義の現代日本人にはピッタリくるから、ここらはあまり意識されずにいると思うが、根本的におかしい。
自分の為に得る物が欲しいのに、金を出した分だけ幸せになるわけ無いよな、財産は確実に減っていくわけだから。
だから、宗教への布施というものは、自分の身の丈に合った額でなければいけない。

こういう話をしてると、じゃぁ何も出さずに自分の都合のいい時にだけ、神社や寺に参りお守りを買って賽銭入れればいいだろ?別に身の丈に合ってるし、などというバカガキが出てくる。
しかし、神頼みというのは頼みという行為の具現化なんだ。
努力と頼みというのは根本的に違う
何も努力もせずに、だらだらと生きてる人には一生わからないだろうが、神頼みなんて効く訳がない、現世利益を約束してくれるものじゃない。
利益とは自分の行動の結果であり、神仏への祈願とは行動への精神的な支えなんだ。

昨日、スクワットをしたんだが、はじめて95kg×10回出来た。
この時に力を込める行動が結果を生む行為であり、この時に、
自分は出来る!昨日職場でコケてヒザ痛いけど、死ぬほど苦しむ!こう決意する事が精神的な「頼み」なんだ。
これまで何もせずにいきなりジムに行き、死ぬほど苦しむ!なんて言って上がるもんではないだろ?
ヒザが痛いから、大事を取って今日は80kgで行こう、なんて弱気になったら自分の記録は超えられない。
バイクの両輪のように、心と体を意識していかなければいけない。
今時の奴らは自分の感情しか意識できない事が多い。
もっと内的にならなければいけないと思う。

散策にも適した秋。
自分の救い方がわからない人は、近くの寺などに出向き、その場の雰囲気に触れるのもいい。
宗教施設というものは、昔から人を守る形式で建てられているからだ。
旅先で史跡を巡ると、必ず出てくるのが社寺なので、知らず知らずに結構な数を見て回ってきた。
朝の誰も居ない境内に一人歩き、夕暮れの回廊をゆくと、信仰心のない俺でも肩の力が抜け安心できるから不思議だ。
宗教に利用される事無く、しかし毛嫌いする事も無く、理解していきたい。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
リンク

出発日決定! 2010.4/12
しょうたび!
正太郎の日本一周歩き旅
http://shoutabi.web.fc2.com/index.html

ホノルル完走を目指す友達
ピヨピヨさんのブログ。
ぴよぴよランド。

カウンター
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

たまには押してくだせぇ。
にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へ
にほんブログ村
プロフィール
HN:
イエ・ロコン
性別:
男性
自己紹介:
誰にも気兼ねせず、自分らしく生きていたい。

shoutabi2009@live.jp
最新コメント
[12/29 うんこ]
[04/16 ^-^]
[11/25 ピヨピヨ]
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]